Case Study

顧問弁護士の活用事例

業種 警備業
お困りの問題 労務管理

ご相談企業は、従業員の勤務態度が悪く、会社にも損害を生じさせたことから、従業員への対応をどのようにするかということでお悩みになっていました。

従業員への今後の対応について、顧問弁護士である当方にご相談されました。

解決方法

当事務所でご相談をうかがい、まずは従業員の勤務態度の内容や、会社への損害内容等の事実関係を確認いたしました。

これらの事実関係を確認した上で、会社の代理人として従業員との交渉を担当し、従業員の企業に対する責任を確認する方向で調整いたしました。

なお、会社の意向としては、問題を起こした従業員の処分を通じて、他の従業員に対する注意喚起をすることも1つの目的であったことから、今回の労務トラブルを通じて、当該企業全般の労務管理についても改めてチェックすることといたしました。

所感

ある従業員との労務トラブルから、労務管理全体を見直す契機に。

今回は、ある従業員との労務トラブルの解決が当面の課題でしたが、1つの問題の解決を通じて、労務管理全体を見直す契機にもなったということができます。

トラブルが発生することは、その点だけを捉えると企業にとってはマイナスですが、一方で企業が抱える現在の課題を可視化するチャンスでもあります。

このトラブルの解決を通じて、企業全体の法的体制を強化することも可能となります。

今回の顧問先企業は、トラブルをマイナス面だけで捉えるのではなく、プラス思考で捉え返していただき、顧問弁護士として当事務所を活用いただき、労務管理の強化につなげることができました。

顧問弁護士は、トラブルの解決だけではなく、トラブルの解決を通じた企業の発展にも貢献できる存在であり、有効に活用していただきたいと考えております。

WRITER

弁護士 長瀬 佑志

弁護士法人長瀬総合法律事務所、代表弁護士。茨城県弁護士会所属。100社超の企業と顧問契約を締結し、労務管理、債権管理、情報管理、会社管理等、企業法務案件を扱っている。著書『企業法務のための初動対応の実務』(共著)、『若手弁護士のための初動対応の実務』(単著)、『若手弁護士のための民事弁護 初動対応の実務』(共著)、『現役法務と顧問弁護士が書いた契約実務ハンドブック』(共著)、『現役法務と顧問弁護士が実践しているビジネス契約書の読み方・書き方・直し方』(共著)ほか

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