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長瀬総合法律事務所 ホーム 建設業向け 顧問サービスのご案内
2019.02.13
建設業は、あらゆる設備投資の基盤となる産業であり、基幹産業の一つといえます。建設業に関わる企業は茨城県内にも多数存在することから、これらの企業に関わる労働者も多数存在します。
そして、多数の企業や労働者が存在することから、建設業に係る法的リスクは、労務管理や債権回収、ガバナンスや企業間取引等、多岐にわたります。
一方で、近時は深刻な人手不足問題も指摘されており、特に優秀な現場監督者の人手不足感が深刻化しています。このような外部環境・内部環境のために、建設業では、法的リスクが潜在的に多くあるといえます。
弁護士法人長瀬総合法律事務所は、茨城県内の複数箇所(牛久市・日立市・水戸市・神栖市)に事務所を設置し、茨城県内全域のリーガルサービスに携わってまいりました。
企業法務と個人法務の双方の知見を活かし、契約書の作成・レビュー、会社法対応(株主総会・取締役会運営、非上場企業の経営権を巡る争い等)、事業承継対応、労働問題対応(個別労働紛争、集団労働紛争(労働組合対策)、各種契約書・就業規則作成)、債務整理(事業再生・法人破産)、債権回収(数万円から数億円まで対応)、知的財産関連、ベンチャー支援(新規事業設立、スタートアップ支援)ほか、企業に関わる様々な課題に対応してきた実績があります。
このように、弁護士法人長瀬総合法律事務所は、様々な企業法務問題を扱っていますが、中でも労務問題に特化し、多数の労務相談への対応、労務問題の解決に携わってきました。
当事務所は、皆様の再生のために最良のサービスを提供する「再生司法」を理念としています。「再生」にはリノベーション(改革、刷新)の意味も含まれます。
私たちは、司法を通じて、皆様が問題にあった以前の状態に戻すだけではなく、問題の解決を機会に一層の飛躍を遂げることができるようサポートすることを目標としています。
企業法務・個人法務双方の知見を活かしたサービスを提供します 正確・迅速な対応をお約束します 「できない理由」ではなく、「できる方法」を提案します
私たち弁護士法人長瀬総合法律事務所が担う企業法務とは、法的リスクの所在・規模・性質を適時かつ正確に特定・評価・モニタリングすることにより、「取ってはいけない法的リスク」と「取った上でコントロールする法的リスク」とに峻別し、当該リスクの種類に応じて適切に対応・管理すること、という法的リスクマネジメントにあります。
そして、法的リスクマネジメントは、大きく「臨床法務」「予防法務」「戦略法務」の3つの見地から分類することができます。これらはそれぞれ独立した場面で問題になるものの、相互に関連し、影響し合う関係にあります。
臨床法務とは、法的リスクが現実化した際に、損失や悪影響を抑えるための法的対応をいいます。
労務管理の場面では、残業代請求や各種ハラスメント被害、労働契約終了の場面におけるトラブル(退職強要・退職勧奨、解雇、懲戒解雇、雇い止め等)の個別トラブルを解決することが、臨床法務として求められることといえます。
私たち弁護士法人長瀬総合法律事務所は、多数の労務紛争を解決してきた実績があります。
予防法務とは、具体的なトラブルや損失が発生する前に法的リスクに対して必要な手当を講じることをいいます。
労務管理の場面では、臨床法務の場面で問題となる様々な労務紛争の発生を未然に防ぐために、就業規則や雇用契約書の見直し、残業時間管理方法の見直し等を行うことが、予防法務として求められることといえます。
私たち弁護士法人長瀬総合法律事務所は、顧問契約を締結することで、企業の経営に継続的に関与し、予防法務体制を確立するサポートをします。
戦略法務とは、法務知識を意図的に営業推進等に活用していく積極的な法務対応をいいます。
具体的には、法令を遵守しつつ、その範囲で最大限自社に有利な新商品・新スキームを開発したり、既存の商品にはない、顧客にとってもメリットのある提案活動を行うことをいいます。
労務管理の場面では、いかにして社員のモチベーションを上げることができる評価体制を構築するか、また服務規律規程を設定するか等が重要な要素となります。
私たち弁護士法人長瀬総合法律事務所では、労務紛争を適切に解決するという臨床法務、労務紛争が起きないよう労務管理体制を構築する予防法務だけではなく、さらに企業の人事を活性化させ、より積極的な人事政策を実現する、戦略法務もサポートします。
建設業には、場面ごとに様々な法的リスクが存在します。具体的にどのようなリスクがあるか、その一例をご紹介いたします。
建設業は、複数・複雑な工程への分業化が進んでいるために、業務の性質上、多重下請、多重取引関係となる傾向にあります。
また、近時の深刻な人手不足のために、不足する人材を補うために、外部業者への委託や、派遣労働、出向・転籍等に頼らざるをえない側面もあります。
このように、建設業は、その業務の性質上、多重下請や業務委託、派遣労働等の契約関係となる傾向にあるために、複数・複雑な多重取引関係となるところ、労務管理や取引関係をめぐって、法的リスクが生じやすい傾向にあるといえます。
建設業は、業務の性質上、肉体的・時間的負荷が大きい側面もあるために、思うように人材が集まらない傾向にあります。
また、建設業では、離職率の高さも頭を悩ます問題となります。
特に、近時は、いずれの業界であっても人手不足の問題が指摘されているように、労働力不足が常態化しています。このような人手不足の問題は、茨城県内であっても例外ではありません。
そして、人手不足を解消するために、外国人労働者の活用や、外部業者の活用等を検討することになりますが、それに伴う法的リスクも増大することになります。
人手不足が常態化することで、近時は労使の関係にも変化が見られています。
高度経済成長期であれば、労働者が多数存在したことから、労働者よりも使用者の方が発言力が強い傾向にありましたが、人手不足時代になったことにより、労働者側の方が、使用者に対する発言力を増す面も出てきています。
また、近時の労働者側の権利意識の高まりや、ITの普及による労働諸法に関する知識へのアクセスが容易になったりしたことを受けて、不合理・不当な労務管理に対するクレームも増加する傾向にあります。
特に、近時は未払い残業代や過労死問題に対しては厳しい意見が相次いでおり、このような問題が生じた場合には、「ブラック企業」などと揶揄され、企業に対して深刻なレピュテーションリスク(信用リスク)を及ぼしかねません。
したがって、建設業における労務管理、労働時間管理の重要性は年々高まっているということができます。
建設業は、危険物等を取り扱ったり、危険な場所での作業を求められたりするために、一定程度、労働災害が発生するリスクが潜在化しているといえます。
そして、労働災害が発生した場合、企業は、労災保険のみでは対応しきれず、民事責任(損害賠償責任)や刑事責任(業務上過失致死傷罪等)、行政責任(労働基準法、労働安全衛生法違反等)を問われるおそれがあります。
ご紹介したような様々な法的リスクへ適切に対処することは、すでに発生した法的リスクを沈静化するとともに、法的リスクを予防し、さらには健全な労務管理、労務環境を実現し、採用力を強化し、健全な事業発展を可能にすることにつながります。
下記では、具体的にどのような場面で法的リスクへ適切に対処すべきか、代表例をご紹介いたします。
建設業では複数の企業との取引関係を締結する傾向にありますが、各企業との契約内容が適切かどうか、契約書のリーガルチェックを定期的に実施することが必要です。
契約書のリーガルチェックは、これまでトラブルが無かったのだから必要ないと考える企業も少なくありませんが、そもそも契約書とは、これまでの継続的な信頼関係に亀裂が入ったときにこそ意味があるものとなります。
不測の事態が生じた際のリスクコントロールを行うためにも、契約書のリーガルチェックは必須といえます。
建設業では派遣労働や外部委託等に依存することがありますが、偽装請負や偽装出向等、派遣契約の潜脱と指摘されるような状況となっていないかチェックする必要があります。
これらのコンプライアンスに不備があった場合、行政指導を受ける可能性もあります。行政処分を受けることになった場合には、企業のレピュテーションリスクに加え、業績にも深刻な影響を及ぼしかねません。
顧問弁護士を活用することで、契約関係全体を見直し、このようなコンプライアンスリスクがないかどうかもチェックする必要があります。
建設業では人手不足が常態化しています。人手不足の一因は労務管理への不安を挙げることができます。
このような労働者側の不安を解消し、適正な労務管理を実現することによって、労働者の就業意欲を高め、離職率を低下させるとともに、求人への応募率を高めることが可能となります。
適正な労務管理を実現するためには、就業規則や雇用契約書の見直し、多様な働き方の導入など、様々な施策が考えられます。
建設業では長時間労働になりがちな性質があります。しかし、サービス残業(未払い残業)を放置することは、昨今の労働者の権利意識の高まりや、コンプライアンス重視の傾向からすれば、とてもリスクの大きいことといえます。
企業側で支払うことができる人件費の割合を踏まえ、どのような労働条件や労働時間管理を行うことができるのかを検討、施策することが必要となります。
当事務所は、労働問題等の法的トラブルに悩む企業からご相談をいただき、多数の法的トラブルを解決してきました。当事務所の取り組みが評価され、茨城県内のみならず、東京都、神奈川県、千葉県、福島県など、広範なエリアの企業の顧問に就任しています。
労働問題を始めとした法的トラブルは、人同士のトラブルに端を発します。労働問題や法的トラブルに発展するきっかけはささいなことかもしれません。
ですが、ひとたび労働問題や法的トラブルが発生すれば、職場環境を悪化させるだけではなく、企業の存続自体を左右しかねない問題にまで発展するおそれがあります。
私たちは、労働問題や法的トラブルに対して迅速に対応することの重要性を認識し、労働問題に特化した弁護士の所属のほか、茨城県内の複数箇所(水戸市、牛久市、日立市、神栖市)に事務所を開設し、茨城県内全域の問題に適切な初動対応ができる組織的体制を構築しています。
茨城県内で労働問題等にお悩みの建設業の企業経営者、人事部、法務担当者の方はお気軽にご相談ください。
当事務所の顧問弁護士サービスは、4つのプランをご用意しております。プランごとにサービス・サポートの範囲があり、社内研修といった特別顧問プランもご用意しております。
ご自身にどのプランが合うかご不明の方は、まずは当事務所へお問い合わせ頂き、弁護士へお気軽にご相談下さい。お悩みに合った最適なプランをご案内することが可能です。
顧問サービスに興味をお持ちの方、費用についてご質問のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。当事務所のスタッフが丁寧にご案内いたします。
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