ポイント
- SNSは、交流系、メッセージ系、写真系、動画系に分類できる
- SNSによる情報漏洩リスクには、簡易性、伝播の迅速性等、6つの特徴がある
- SNSによる情報漏洩リスクを理解した上で、慎重な取扱をすることが求められる
SNSとは
SNSとは、登録された利用者(ユーザー)同士が交流できるWebサイト上の登録制・会員制のサービスであり、Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)の略称です。
近時の代表的なSNSは以下のとおりです。
- Facebook(フェイスブック)
- Twitter(ツイッター)
- Instagram(インスタグラム)
- Line(ライン)
- Youtube(ユーチューブ)
SNSの分類
SNSは、次々と新しいサービスが誕生していますが、以下のようにいくつかの種類に分類することができます。
- 交流系SNS:ユーザー同士が情報交換や意見交換ができるSNS(FacebookやTwitter)
- メッセージ系SNS:ユーザー同士のメッセージのやり取りが主体のSNS(LINE)
- 写真系SNS: 写真を投稿(共有)して、ユーザー同士がコミュニケーションを行うSNS(Instagram)
- 動画系SNS: 動画を投稿(共有)して、ユーザー同士がコミュニケーションを行うSNS(Youtube)
SNSの「拡散」と「炎上」
前掲事例で紹介したように、近時、TwitterやFacebookなどのSNSでの不用意な投稿が原因となって投稿者本人が非難に晒されたり、これらのSNSでの消費者の投稿を契機として企業が予期せぬ非難に晒されたりする、いわゆる「炎上」が注目されており、大手メディアでも頻繁に取り上げられるようになっています。
「炎上」事例は増加傾向にあると言われていますが、「炎上」事例が増加する原因として、SNSの「投稿の容易さ」と「拡散の容易さ」が考えられます。
SNSリスクの特徴
SNSによる情報漏洩リスクの特徴は、以下の6点が挙げられます。
- 簡易性:情報発信・拡散が簡易
- 情報の恒久性:一度発信された情報は半永久的に残存し続けるおそれがある
- 伝播の迅速性:情報が第三者に拡散・伝達されるまでが早い
- 公共空間性:オンライン上で誰でも閲覧できる
- 特定可能性:発信者や投稿内容の該当者を特定が可能
- 被害の甚大性:社会的信用が毀損される
このように、SNSは、誰でも参加できる①簡易性が特徴として挙げることができる一方、②ないし⑥に挙げる特徴も有しており、一旦情報漏洩が発生すると、取り返しのつかない損害を生じさせるおそれがあります。
企業の広報活動にとっても、SNSは有効な手段である反面、その扱いを誤った場合のリスクは甚大であるため、リスクを理解した慎重な取扱いが求められます。
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